昭和六三



1988/07


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7月の俳句。朝涼の俳句 朝涼やすらりと伸びし己が影。道教えの俳句 斑猫の俳句 道をしへ人との間合保ちをり。滝の俳句 滝音の聞こえて記憶つながりぬ。香水の俳句 席に着き香水の香に囚はれる。蝉時雨の俳句 蝉時雨包みて午後の投票所。片陰の俳句 片陰に己の影を引入れぬ。涼しの俳句 染筆の手元涼しく拝しけり。清月庵主 野田ゆたか俳句。