昭和六三
年
二
月
1988/02
大焼野
2月の俳句。春の光の俳句 春光の俳句 開店の茶房に春の光満つ。寒しの俳句 お早うの声に残れる寒さ消ゆ。梅林の俳句 雨上り来て梅林の香り初む。春時雨の俳句 出支度を見合はせてゐし春時雨。余寒の俳句 シベリヤへ向きたる浜の余寒なほ。焼野の俳句 大焼野元は一火と言ふ農夫。節分の俳句 節分の夜更て鬼の妻なりし。清月庵主 野田ゆたか俳句。