き
く
6/9
インターネット俳句集「薬石」 蝸牛の俳句 控へめも美徳の一つ蝸牛 野田ゆたか。露寒の俳句 ぼやきしも詮無き恙梅雨寒し 野田ゆたか。鱧の俳句 和へものに始まり京の鱧づくし 野田ゆたか。清水の俳句 峻嶮を登り来掬す石清水 野田ゆたか。初蝉の俳句 初蝉の息の続かず暮れにけり 野田ゆたか。ひぐらしの俳句 蜩の声細りゆき郷暮れし 野田ゆたか。
野田ゆたかインターネット「薬石」第30句集の第6頁です。