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インターネット野田ゆたか句集「夏の旅」の第６頁です。
吾亦紅の俳句　吾亦紅裾野拡げし郷土富士　野田ゆたか詠。秋潮の俳句　一湾の秋潮といふ潮目濃し　野田ゆたか詠。霧の俳句　霧晴れし銀杏大樹の暮れ残る　野田ゆたか詠。温め酒の俳句　沈黙は思慮のいたはり温め酒　野田ゆたか詠。うそ寒の俳句　うそ寒や電話とるとき戻すとき　野田ゆたか詠。石榴の俳句　心証を隠しきれずに石榴かな　野田ゆたか詠。