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インターネット俳句集「新世紀」 新涼の俳句 新涼やくるりと向きの変る椅子 野田ゆたか詠。水澄むの俳句 式部塚往時の水の澄むばかり 野田ゆたか詠。月の俳句 昼の顔知るよしもなしビルの月 野田ゆたか詠。竜胆の俳句 濃龍胆美空ひばりの碑の蔭に 野田ゆたか詠。秋の七草の俳句 刈らず措く秋七草の名を持たば 野田ゆたか詠。月見酒の俳句 座に着けば下戸も注がれし月見酒 野田ゆたか詠。
「新世紀」野田ゆたか第14句集100句の第13頁です。詠句は有季定形・文語俳句です。