平成二六年四月一〇句選
清月俳句会
木村宏一
se-b02.gif se-b03.gif se-b04.gif
[6/12]
平成26年4月清月句会・十句選/木村宏一選/・花筏の俳句 ゆるやかに寄りては離れ花筏/石崎そうびん・万遇節の俳句 舌の根の乾く間もなき万愚節/橋本幹夫・風光るの俳句 風光る砂場にダンプの忘れ物/池下よし子・入学の俳句 入学子夢いっぱいのランドセル/山口美琴・わさびの俳句 アルプスの湧水の音山葵田に/清水恵山・桜蘂降るの俳句 空青く桜蘂降る露天風呂/筒井省司・耕しの俳句 耕の富士に向かひて畝を盛る/渡邉春生・霞の俳句 天空の城遠ざけて霞かな/後藤允孝・朝霞の俳句 名勝を墨絵ぼかしに朝霞/山縣伸義・黄水仙の俳句 寄り添ひて今を盛りと黄水仙/瀬尾睦夫