平成二六年三月一〇句選
清月俳句会
清水恵山
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平成26年3月清月句会・清水恵山選/木の芽和えの俳句 淡々と喜寿を迎へり木の芽和/石崎そうびん/梅の俳句 暫くは香りに満ちて梅の里/後藤允孝/八荒の俳句 八荒や湖にこんもり竹生島/橋本幹夫/春風の俳句 春風を懐に入れ届けけり/瀬尾睦夫/うぐいすの俳句 うぐひすの啼く声いまだととのはず/池下よし子/椿の俳句 生垣の椿燃へつきぽとり落つ/筒井省司/花の俳句 転勤の荷物を送る花の雨/渡辺春生/田楽の俳句 田楽や八丁味噌の蔵通り/足立山渓/春分の俳句 春分の陽だまりを打つ時報かな/田村公平/春耕の俳句 春耕の鍬ひと振りや土生きる/山口美琴