平成二六年一月一〇句選
清月俳句会
後藤允孝
[8/10]
インターネット清月俳句平成二六年一月の投句から10句選・後藤允孝/山眠るの俳句 山眠る微かに滝の寝息かな 木村宏一/賀状の俳句 気遣いし友の賀状が今届く 駒田暉風/注連飾るの俳句 孝打ちし釘に小振の注連飾る 橋本幹夫/銀嶺の俳句 銀嶺に焦がれし眺め八ヶ岳 志村万香/寒に入る 山の辺の鴉ひと声寒に入る 池下よし子/雪景色の俳句 雪景色街の汚れを隠しおり 山口美琴/琴始めの俳句 六段の調洩れ来る琴始 清水恵山/蒲団干すの俳句 布団干陽の温もりを畳み込み 筒井省司/初湯の俳句 居眠りをしばらくしたり初湯殿 渡辺春生/初電話の俳句 はきはきと幼の声や初電話 山縣伸義