竹落葉すでに見上げるほどになり 森戸しうじ
緑風を独り占めする深呼吸
万緑や幾つも風の流れあり
聞くまではそれと気づかず虎が雨 野田ゆたか
紫陽花や祖父を鬼籍に入れ申す
葉の色に溶け込んでいて雨蛙
平成16年6月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。竹落葉の俳句 竹落葉すでに見上げるほどになり 森戸しうじ。緑風の俳句 緑風を独り占めする深呼吸 森戸しうじ。万緑の俳句 万緑や幾つも風の流れあり 森戸しうじ。虎が雨の俳句 聞くまではそれと気づかず虎が雨 野田ゆたか。紫陽花の俳句 紫陽花や祖父を鬼籍に入れ申す 野田ゆたか。雨蛙の俳句 葉の色に溶け込んでいて雨蛙 野田ゆたか。