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     花筏かき分けてくる子白鳥 大西ひろし

  バイク遍路の青年不屈の眉の濃し

    同行二人若葉風背に寺に着く
 
 
  もてなしの坊つちやん列車花の中 森戸しうじ

    伺ひて愚陀佛の花散るところ

    瀬戸内の橋ごと揺れて春の夕
 
 
      壺焼の匂ひが誘ひ土産店 野田ゆたか

     若蘆に寄せ来る波は船の航

     名の島を連ねて湖の朧かな
 
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
平成16年4月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。花筏の俳句 の俳句 花筏かき分けてくる子白鳥 大西ひろし。遍路の俳句 バイク遍路の青年不屈の眉の濃し 大西ひろし。若葉風の俳句 同行二人若葉風背に寺に着く 大西ひろし。花の俳句 もてなしの坊つちやん列車花の中 森戸しうじ。花散るの俳句 伺ひて愚陀佛の花散るところ 森戸しうじ。春の夕の俳句 瀬戸内の橋ごと揺れて春の夕 森戸しうじ。壺焼きの俳句 壺焼の匂ひが誘ひ土産店 野田ゆたか。若芦の俳句 若蘆に寄せ来る波は船の航 野田ゆたか。おぼろの俳句 名の島を連ねて湖の朧かな 野田ゆたか。