13-10-b
[季節] 晩秋(10月14日) 忌句
[季題] 西の虚子忌(にしのきよし/にしのきょしき)
[副題] 西虚子忌(にしきよし/にしきょしき)
法要日10月14日。
比叡山横川の虚子の塔で行われる高浜虚子(1874〜1959)の法要。
虚子は比叡山を愛したびたび訪れ先祖祀を修された。
また比叡山の月を好んで愛でられた。
生前の昭和28年(1953)に「虚子の塔」を建て自身逆修法要を行われている。
昭和34年10月14日(十三夜)にこの塔に分骨がなされた。
この日を記念して例年盛大な法要が行われている。
昭和37年の法要で詠まれた星野立子の句「この後は西の虚子忌と申さばや」からこの季題が生まれた。
虚子忌の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 俳句歳時記『虚子忌』ページの原稿 [季節] 晩春(4月8日) 忌句[季題] 虚子忌(きよしき/きょしき)[副題] 椿寿忌(ちんじゆき/ちんじゅき)昭和34年4月8日85歳で病没された俳人高浜虚子(1874〜1959)の忌日。明治7年2月24日松山市生まれ。本名清。伊予中学在学中に河東碧梧桐を介して正岡子規と知り合い俳句を志す。子規没後「ホトトギス」を継承・発展させ客観写生・花鳥諷詠を唱導した。 昭和29年文化勲章を受章。墓は鎌倉扇ケ谷の寿福寺にある。ホトトギス社公式ページ・高浜虚子紹介ページのアドレス <例句>▼虚子忌の俳句 病床に虚子忌の不参嘆かるる 舘野翔鶴▼虚子忌の俳句 生甲斐の余生に句あり虚子祀る 門田窓城▼虚子忌の俳句 寿福寺を偲び香焚く虚子忌かな 南部静季▼椿寿忌の俳句 椿寿忌の鎌倉遠く遠くなる 近藤清女▼虚子忌の俳句 歳時記は五十六刷虚子忌かな 石崎そうびん▼虚子忌の俳句 案じたる花も咲き満ち虚子忌来る 竹中三津子▼虚子忌の俳句 鎌倉の海穏やかに虚子忌かな 野田ゆたか