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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題

[季題] (かぶら)

[副題] (かぶ)       赤蕪(あかかぶ)
 
 
 古名は「すずな」で古くから食用にされてきた。

 蕪は水分が多く甘くて柔らかい。

 主として根を食べるが葉も食べられる。

 根は球形・倒円錐形・円筒形などで表皮の色は白・紅・赤紫などがある。

 漬物や煮物・蕪蒸しなど食卓に冬の味わいを添える。

 京都名物の千枚漬けは蕪を薄く輪切りにして塩・味醂・麹などで漬けられたもの。
蕪の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の植物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題[季題] 蕪(かぶら)[副題] 蕪 かぶ 赤蕪(あかかぶ)古名は「すずな」で古くから食用にされてきた。蕪は水分が多く甘くて柔らかい。主として根を食べるが葉も食べられる。根は球形・倒円錐形・円筒形などで表皮の色は白・紅・赤紫などがある。漬物や煮物・蕪蒸しなど食卓に冬の味わいを添える。京都名物の千枚漬け蕪を薄く輪切りにして塩・味醂・麹などで漬けられたもの。<例句>▼蕪の俳句 湖風の走る近江の蕪懸け 布野 壽▼蕪の俳句 面取りを手抜きの蕪煮くづれて 小笠原ひろみ▼蕪の俳句 托鉢の鈴の音聞きつ蕪洗ふ 杉橋てつ▼蕪の俳句 赤蕪を庭木に掛けて湖晴るる 田川 栄▼/蕪洗うの俳句 蕪洗ふ女の頬の紅きこと 石崎そうびん/蕪を煮るの俳句 蕪を煮る甘き香りや夕厨 山口美琴/蕪の俳句 煮崩れの口に優しき蕪かな 野田ゆたか