12-g-21
[季節] 仲冬を主に三冬（１２月を主に１１月から１月）植物季題
[季題] 枯葎（かれむぐら）
[副題] なし。
葎は広い範囲にわたって生い茂る雑草の総称。
雑草が絡みあったまま枯れている状態を枯葎という。
薮を作って繁茂していた雑草も冬になれば見る影もなく枯れ果てる。
枯れても夏の姿の骨格だけを保っていたりする。
草が季節の移ろいを感じさせるようすが俳句によく詠まれる。
枯葎の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記／野田ゆたか編の１２月の植物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成２４年１月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬（１２月を主に１１月から１月）植物季題[季題] 枯葎（かれむぐら）[副題] なし。葎は広い範囲にわたって生い茂る雑草の総称。それらが絡みついたまま枯れた状態を枯葎という。薮を作って繁茂していた雑草も冬になれば見る影もなく枯れ果てる。枯れても夏の姿の骨格だけを保っていたりする。草が季節の移ろいを感じさせるようすが俳句によく詠まれる。＜例句＞▼枯葎の俳句 葎枯れ石のあらはとなりにけり 宇都宮美智子▼枯葎の俳句 絶壁もあらはになりて枯葎 土井木賊▼枯葎の俳句 枯葎転がって来し野球玉 南部静季▼枯葎の俳句 枯れゐても刺はおどろの葎かな 山本とも江