12-g-20
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題
[季題] 枯蔦(かれつた)
[副題] なし。
蔦は樹木や塀などに絡まったまま枯れる。
髭のような巻蔓までも枯れ添っている。
夏の生き生きとした緑や秋の紅葉の面影は無い。
枯れ尽くしたさまは哀れでもありるが季節の風情をたたえている。
枯蔦の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の植物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題[季題] 枯蔦(かれつた)[副題] なし。蔦は樹木や塀などに絡まったまま枯れる。髭のような巻蔓までも枯れ添っている。夏の生き生きとした緑や秋の紅葉の面影は無い。枯れ尽くしたさまは哀れでもありるが季節の風情をたたえている。<例句>▼枯蔦の俳句 枯蔦や引けば巻鬚残る壁 佐藤美和子▼枯蔦の俳句 蔦枯るるチャペルの窓の彩模様 西岡甲子▼枯蔦の俳句 老杉を登りきらずに蔦枯るる 川崎郁子▼枯蔦の俳句 塀沿ひに伸びし枯蔦垂れ下り 前田卯生▼枯蔦の俳句 枯蔦の引かせぬ力勝りけり 梅田澄子/蔦枯るの俳句 窓の無き文学館や蔦枯るる 田村公平/蔦枯るの俳句 蔦枯れてあらはなる実や濃紫 山縣伸義