12-g-09
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題
[季題] 冬木(ふゆき)
[副題] なし。
常緑樹・落葉樹を問わず冬らしい姿の木をいう。
枯木と違って冬木というと冬もなお営々として力を蓄えている生命力を感じる。
冬木の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の植物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 植物季題 [季題] 冬木(ふゆき) [副題] なし。 常緑樹・落葉樹を問わず、冬らしい姿の木をいう。枯木と違って冬木というと、冬もなお営々として力を蓄えている生命力を感じる。 冬木の俳句 行者堂囲む冬木はみな桜 岡村紀洋 冬木の俳句 凛と立つ冬木翳りの芭蕉句碑 門田窓城 冬木の俳句 蒼天に冬木愚直に聳へけり 飯岡良一 冬木の俳句 つんと立つ冬木と共に空見上げ 山口広子 冬木の俳句 学舎の歴史知りいる大冬木 松葉律子 冬木の俳句 電飾に闇の冬木は煌めきぬ 吉井竹志 城ありしこと知ってゐる冬木かな 舘野翔鶴/冬木の俳句 大冬木谺返して切り倒す 村上唯志/冬木の俳句 散る葉とて持たぬ冬木の風に哭く 西ア佐知/冬木の俳句 神の杜冬木の黙のはじまりぬ 松山寿美/冬木の俳句 蒼天に裸の巨樹の孤高なる 高橋泉也/冬木の俳句 電飾を纏ひ華やぐ冬木かな 田村公平/冬木の俳句 境内の冬木の影を踏み行けり 伊藤知子/冬木の俳句 冬木なほ弾力秘める逞しさ 加藤ひかり/冬木の俳句 冬木の芽明日の希望を育てをり 山口美琴/冬木の俳句 幾世経し物語秘む冬木かな 水野惠以/冬木の俳句 ルミナリエの光に消ゆる冬木かな 杉山春萌/冬木の俳句 大冬木凛然としてそそり立つ 中山泰山