12-g-06
[季節] 仲冬を主に三冬（１２月を主に１１月から１月）植物季題
[季題] 枯蓮（かれはす）
[副題] 枯蓮（かれはちす）
蓮は冬になると枯れて水中に没したり泥中に折れ曲がった葉柄をつき立てたり哀れな姿をさらすようになる。
水の涸れた蓮田で蓮根掘りが始まるのはこのころである。
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枯蓮の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。[季節] 仲冬を主に三冬（１２月を主に１１月から１月）植物季題 [季題] 枯蓮（かれはす）[副題] 枯蓮（かれはちす） 蓮枯る（はすかる）蓮は冬になると枯れて水中に没したり泥中に折れ曲がった葉柄をつき立てたり哀れな姿をさらすようになる。水の涸れた蓮田で蓮根掘りが始まるのはこのころである。／枯蓮の俳句 蓮枯れて前方後円陵の濠 舘野翔鶴／枯蓮の俳句 蓮枯れて隠沼の水動かざる 村上唯志／枯蓮の俳句 乏しらの水錆び蓮の枯れ急ぐ 西﨑佐知／枯蓮の俳句 環濠の蓮枯れ続き術もなし 西村舟津／枯蓮の俳句 向き向きに枯蓮折れて幾何模様 松阪久美子／枯蓮の俳句 折れ曲る枯蓮水を折り曲げる 松山寿美／枯蓮の俳句 枯蓮の百の姿態を風におく 門田窓城／蓮枯るの俳句 無残と云ふ事の他なし蓮枯るる 宇都宮美智子／枯蓮の俳句 枯蓮や矢折れ膝つきたる様に 本郷智子／枯蓮の俳句 枯蓮も又名苑の景なりし 辻多津子／枯蓮の俳句 街騒を隔て御寺の枯蓮 伊藤悦子／枯蓮の俳句 枯蓮や水の映せる修羅の跡 山縣伸義／枯蓮田の俳句 ごちや混ぜのアルファベットや枯蓮田 石崎そうびん／枯蓮の俳句 矢の折れし如く枯蓮古戦場 岸野幸子／枯蓮の俳句 枯蓮片寄せ光る弘法池 栗林清揺／枯蓮の俳句 枯蓮や沈みし白き傘の骨 三浦光芳／枯蓮の俳句 枯蓮や人は黙して件める 小林圭子／枯蓮の俳句 たそがれて葉ずれかそけき枯蓮 川崎郁子／蓮枯るの俳句 清きものいつしか褪せし蓮枯るゝ 野田ゆたか