12-f-30
007.gif
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題
 
[季題] 氷魚(ひを/ひお)
 
[副題] 氷魚(ひうを/ひうお)  
 
    氷魚汲む(ひをくむ/ひおくむ)
 

 琵琶湖の鮎の稚魚。ほとんど半透明白色で長さ約2〜3cm。
 
 10月頃孵化したした鮎の稚魚は12月頃まで色素が出ない透明状態で氷のように見える姿でいるのでこの名がある。
 
 古くから朝廷に献上されたりして珍品・珍味として好まれている。
歌には命儚いものとして詠まれることが多い。
 
 
氷魚の歌の一例>
網代木に命たゆたひ白波の立ちまどはせる月かげの氷魚
              (百人一首29番/凡河内躬恒)
氷魚の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題 [季題] 氷魚(ひを/ひお)[副題] 氷魚(ひうを/ひうお)氷魚汲む(ひをくむ/ひおくむ)琵琶湖の鮎の稚魚。ほとんど半透明白色で長さ約2〜3cm。10月頃孵化したした鮎の稚魚は12月頃まで色素が出ない透明状態で氷のように見える姿でいるのでこの名がある。古くから朝廷に献上されたりして珍品・珍味として好まれている。歌には命儚いものとして詠まれることが多い。氷魚の歌の一例網代木に命たゆたひ白波の立ちまどはせる月かげの氷魚(百人一首29番/凡河内躬恒)/氷魚の俳句 あられせば網代の氷魚を煮て出さん 松尾芭蕉/氷魚の俳句 からぶりの漁となりたる氷魚かな 古川春美