12-f-17
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題
[季題] 海鼠(なまこ)
[副題] なし。
海鼠は小舟からヤスで突いて取る。
浅海産棘皮動物の総称で種類は千以上が生息する。
我が国で食されるものは真海鼠をいい円筒状で口の周りに環状の触手が並んでいる。
真海鼠は三杯酢で生食される。
腸は海鼠腸(このわた)・卵巣は海鼠子(このこ)といって酒客に好まれる。
煮干したものを海参(いりこ)といい中華料理の素材になる。
海鼠の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の動物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題[季題] 海鼠(なまこ)[副題] なし。海鼠は小舟からヤスで突いて取る。浅海産棘皮動物の総称で種類は千以上が生息する。我が国で食されるものは真海鼠をいい円筒状で口の周りに環状の触手が並んでいる。真海鼠は三杯酢で生食される。腸は海鼠腸(このわた)・卵巣は海鼠子(このこ)といって酒客に好まれる。煮干したものを海参(いりこ)といい中華料理の素材になる。<例句>▼海鼠の俳句 いきながら一つに冰(こお)る海鼠哉 松尾芭蕉▼海鼠の俳句 箱眼鏡咥へ鈷突きなまこ捕る 吉井竹志▼海鼠の俳句 逆落し奈落の底や海鼠取る 三浦光芳▼海鼠の俳句 海鼠噛む昔年のこと父のこと 池下よし子▼海鼠の俳句 酢海鼠があればこと足る手酌かな 野田ゆたか