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　百合鴎は全長３０センチ強。

 

　冬鳥として１０月下旬頃から各地に飛来し本州以南で越冬する。

 

　嘴と脚が赤く羽は純白で群れをなしている姿はことに美しい。

 

　各地の海岸や河川において普通に見られる。

 

　※隅田川（東京）の百合鴎は「都鳥」と詠み俳句では別題となる。

 

 

百合鴎の俳句　清月俳句歳時記／野田ゆたか編の１２月の俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成２５年１月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]　仲冬を主に三冬（１２月を主に１１月から１月）動物季題[季題]　百合鴎（ゆりかもめ）[副題]　なし。百合鴎は全長３０センチ強。冬鳥として１０月下旬頃から各地に飛来し本州以南で越冬する。嘴と脚が赤く羽は純白で群れをなしている姿はことに美しい。各地の海岸や河口において普通に見られる。＜参考事項＞隅田川に浮く百合鴎を在原業平が「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」と詠んで京に残した恋人を偲んだ「伊勢物語」の一節以来・隅田川の百合鴎を「都鳥」と呼ぶ慣わしとなっている。都鳥は別題となる。／百合鴎の俳句　ゆりかもめ何漁るかや河原口　南部静季／百合鴎の俳句　鴨川の光の渦やゆりかもめ　西村舟津／百合鴎の俳句　潮入の水に乗りたるゆりかもめ　宇都宮美智子／百合鴎の俳句　光り合ふ引佐細江のゆりかもめ　渡邉春生／百合鴎の俳句　改修の終ふ戎橋ゆりかもめ　土井木賊／百合鴎の俳句　河岸の柵にずらりとゆりかもめ　橘川　重／百合鴎の俳句　百合鴎陣なすことも戎橋　野田ゆたか