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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題

[季題] (かも)

[副題] 鴨の陣(かものぢん/かものじん)
 
 
 鴨は雁に少し遅れて北国から渡ってくる冬の候鳥で湖沼や河川に棲み春に北国へ帰る。
 
 種類は真鴨・小鴨・葭鴨(よしがも)・尾長鴨・嘴広鴨(はしびろがも)・鈴鴨・黒鴨などとその種類が多く種類によっては海上・江湾・荒磯などでも見受られる。
 
 早朝や夜間に草の実や水草を採りに行き昼間は群をなして水に浮いて日向ぼこをしている。
 
 鴨が水上や岸辺で群れている状態を鴨の陣という。
 
 
       副題『鴨の陣』の例句へ
 
 
  ※「鴨浮寝」は別題となる。
  
   浮寝鳥」の副題「鴨浮寝」のページへ

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鴨の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の動物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題[季題] 鴨(かも)[副題] 鴨の陣(かものぢん/かものじん)鴨は雁に少し遅れて北国から渡ってくる冬の候鳥で湖沼や河川に棲み春に北国へ帰る。種類は真鴨・小鴨・葭鴨(よしがも)・尾長鴨・嘴広鴨(はしびろがも)・鈴鴨・黒鴨などとその種類が多く種類によっては海上・江湾・荒磯などでも見受られる。早朝や夜間に草の実や水草を採りに行き昼間は群をなして水に浮いて日向ぼこをしている。鴨は水上や岸辺で群れることが多く群れている状態を鴨の陣という。副題『鴨の陣』の例句ページへ リンク・鴨の声の俳句 海くれて鴨のこゑほのかに白し 芭蕉・鴨の俳句 山祇の池にはや来て鴨遊ぶ 舘野翔鶴・夕鴨の俳句 夕鴨の鳴きて湖北の旅情かな 西ア佐知・鴨の池の俳句 釣人に慣れて水尾引く鴨の池 西村舟津・鴨の俳句 さりげなくすいっと離れ見張鴨 竹内恵美子・鴨乱舞の俳句 一羽翔ち騒然と鴨乱舞せり 若林柾矢・鴨の俳句 遠嶺より日の射し入りし鴨の湖 林雄次郎・鴨の俳句 昆陽池に日ごと増えゆく鴨の群 松山寿美・鴨の俳句 安息の鴨乱杭を身じろがず おおにしひろし・鴨の俳句 菱沼に菱喰ひ鴨の来てをりぬ 橋本照子・鴨日和の俳句 伊吹嶺のくっきりとあり鴨日和 杉橋てつ・番鴨の俳句 番鴨をりに伴侶を見る仕草 有馬たく・鴨の俳句 三角州の頂点に立ち見張鴨 石崎そうびん・番鴨の俳句 番鴨水尾さりげなく揃へゆく 竹中三津子・鴨の俳句 鴨遊ぶ湖の向かふの天守閣 大谷民子・鴨の俳句 竹生島真向ひにして鴨の宿 土井木賊・鴨の俳句 逆さ冨士揺らして鴨の群動く 湯澤正枝・大正池の鴨の俳句 鎮もりて大正池に鴨の水尾 長嶺 勇・鴨の俳句 来る鴨に整へられし湖の色 野田ゆたか