12-f-02
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題
[季題] 牡蠣(かき)
[副題] 牡蠣打(かきうち) 牡蠣飯(かきめし)
牡蠣船(かきぶね)
二枚貝であるが二枚の貝殻が違いすぎ二枚貝のように見えない。
天然の牡蠣は海岸の石垣や岩礁などに付着している。
それを「牡蠣打」といって手鉤(てかぎ)で採る。
牡蠣は全国に分布し湾内の塩度の低い遠浅域に生息する。
身は栄養価が高く美味であることから「海のミルク」などと呼ばれたりする。
牡蠣は昔から広島の牡蠣が有名だが現在では広島・宮城・岡山などの県で養殖が盛んに行われている。
その昔に広島から大阪湾を経て道頓堀・天神橋辺りに来て繋留しその名物の牡蠣料理を営む屋形船や河岸に船をつなぎ牡蠣料理その他を作って客に供する牡蠣船が出ていたが現在では大阪土佐堀川の天神橋辺りで地元の業者が船で夏は夏料理・冬は牡蠣船と称して牡蠣料理の営業をしている。
インターネットで検索すると東京隅田川のお台場辺りをはじめ全国各地で牡蠣船営業がなされているようだ。
牡蛎の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の動物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 動物季題 [季題] 牡蠣(かき) [副題] 牡蠣打(かきうち) 牡蠣飯(かきめし) 二枚貝であるが、二枚の貝殻が違いすぎ二枚貝のようには見えない。 天然の牡蠣は海岸の石垣や岩礁などに付着している。それを「牡蠣打」といって手鉤(てかぎ)で取る。 牡蠣は全国に分布し、湾内の塩度の低い遠浅のに生息する。身は栄養価が高く美味であることから「海のミルク」などと呼ばれたりする。 牡蠣は、昔から広島の牡蠣が有名だが、現在では広島・宮城・岡山などの県で養殖が盛んに行われている。 その昔、広島から大阪湾を経て道頓堀、天神橋辺りに来て?留、その名物の牡蠣料理を営む屋形船や河岸に船をつなぎ、牡蠣料理その他を作って客に供する牡蠣船が出ていたが、現在では、大阪土佐堀川の天神橋辺りで地元の業者が船で夏は夏料理、冬は牡蠣船と称して牡蠣料理の営業をしている。 インターネットで検索すると、東京隅田川のお台場辺りをはじめ全国各地で牡蠣船営業がなされているいるようだ。 牡蛎の俳句 男かとまがふなりふり牡蛎揚げる 岡村紀洋 酢牡蛎の俳句 のど越しのとろりと酢牡蠣任地去る 西岡甲子 牡蛎割の俳句 一畳の板間が天地牡蠣割女 西村舟津 牡蛎の俳句 一望の浦を占めたる牡蠣の棚 土井木賊 牡蠣の俳句 船音の句座にひゞきて牡蛎の宿 若林柾矢 牡蛎船の俳句 牡蠣船の情緒もありぬ水豊か 梅田澄子 牡蛎船の俳句 遠くより牡蛎船の灯と見つつ来し 野田ゆたか