12-d-60
[季節] 仲冬(12月下旬) 生活季題
[季題] 餅搗(もちつき)
[副題] 餅米洗ふ(もちごめあらふ/もちごめあらう)
餅筵(もちむしろ) 餅配(もちくばり)
正月用の餅を搗くこと。
昭和20年頃までは都市部でも師走も押し迫ってくると町内に餅搗きの音が響いていた。
かつての都市部では道具をかついで市中を回り餅搗唄に合わせて正月用の餅を搗く稼業があった。
餅米は前日に洗い上げておく。洗われた米の白さにも年が惜しまれたりする。
当日は子供を含め家族全員がそれぞれの役目を担い一家の餅を搗き上げた。
餅搗きの俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬(12月下旬)生活季題[季題] 餅搗(もちつき)[副題] 餅米洗ふ(もちごめあらふ/もちごめあらう)餅筵(もちむしろ) 餅配(もちくばり)正月用の餅を搗くこと。昭和20年頃までは都市部でも師走も押し迫ってくると町内に餅搗きの音が響いていた。かつての都市部では道具をかついで市中を回り餅搗唄に合わせて正月用の餅を搗く稼業があった。餅米は前日に洗い上げておく。洗い上げられた米の白さにも年が惜しまれたりする。当日は子供を含め家族全員がそれぞれの役目を担い一家の餅を搗き上げた。<例句>・餅搗の俳句 ありあけも三十日にちかし餅の音 松尾芭蕉・餅搗の俳句 餅搗きを終へて二人の事納め 前川嘉風・餅搗の俳句 餅つきの音より子らの騒がしき 田村公平・餅搗の俳句 餅を搗く十臼を遂に納めけり 野田ゆたか/餅搗の俳句 駐屯地晴れて餅搗行事かな 橋本幹夫