12-d-48
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題
[季題] 火鉢(ひばち)
[副題] なし。
中に灰を入れ炭火などを埋けて暖を取りつつ煮炊きなどに用いる器具。
木製・金属製・陶磁器製などがある。
木材製では方形に作られた箱火鉢・角火鉢・長火鉢などがある。
昭和30年頃までは座敷に不可欠な煖房器具であった。
現在は生活様式の変化により使われなくなった。
火鉢の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題[季題] 火鉢(ひばち)[副題] なし。灰を入れ中に炭などをいけて暖をとったり煮炊きなどに使う器具であった。昭和30年頃までは座敷に不可欠な煖房器具であった。木製・金属製・陶磁器製などがある。昔はもっぱら火桶を用いた。後世は木材で方形に作ったものを箱火鉢・角火鉢・長火鉢といって使用した。現在は生活様式の変化により使われなくなった。火桶は別題となる。<例句>▼火鉢の俳句 大火鉢集まる家族今は無く 水野良子▼火鉢の俳句 背を丸め朝市の婆火鉢抱く 長嶺 勇▼火鉢の俳句 毛氈に桐の火鉢や客を待つ 津田喜美▼長火鉢の俳句 長火鉢父母亡き部屋にでんと有り 福島二美▼火鉢の俳句 置火鉢形ばかりに仏具店 野田ゆたか/火鉢の俳句 屋久杉の木目顕の大火鉢 高橋泉也