12-d-35
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題
[季題] 榾(ほだ)
[副題] 榾火(ほだび) 榾明り(ほだあかり)
榾の宿(ほだのやど) 榾の主(ほだのぬし)
木の枝や幹・掘り起こして干して乾燥させた切り株など。
その冬中に用いる榾を鶴嘴や斧を持って榾取りをする。
古い切り株は取りやすいが新しい大木の切り株はなかなか掘れない。
榾は柴や小枝や割木を焚き添えて囲炉裏の火とする。
榾火は懐かしいもので大きい榾では2日も3日も燻りながら燃え続ける。
切り株の榾は柴や小枝を焚き添えてもなかなか燃え尽きない。
榾の俳句 haiku saijiki 清月俳句歳時記12月の時候俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたnoda yutakaは、平成22年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題[季題]榾(ほた)※地方により「ほだ」ともいう。[副題]榾火(ほたび)榾明り(ほたあかり) 榾の宿(ほたのやど)榾の主(ほたのぬし)木の切株を掘り起こし干した焚きもの。その冬中に用いる榾を鶴嘴や斧を持って榾取りをする。古い榾は取りやすいが新しい大木の榾はなかなか掘れない。榾は柴や小枝や割木を焚き添えて囲炉裏の火とする。榾火は懐かしいもので大きい榾では2日も3日も燻りながら燃え続ける。榾は柴や小枝を焚きえてもなかなか燃え尽きない。▼榾火の俳句 まろうどに先づは榾火を組み直す 西ア佐知▼榾の俳句 榾尻の湯気に謎めく自在鉤 門田窓城▼ほたの俳句 榾の組み方にも個性ありにけり 池末あけみ▼ほだの俳句 山峡に一ト日ひと組榾の宿 松山寿美▼榾の俳句 榾燻すゆるりと青き煙立つ 長嶺 勇▼榾の火の俳句 酒屋蔵掛け声消さる榾の火に 南部静季▼榾あかりの俳句 夜咄の今に始まる榾明り 野田ゆたか