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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題

[季題] 火の番(ひのばん)

[副題] 夜警(やけい) 夜廻(よまはり/よまわり)
 
    夜番(よばん) 寒柝(かんたく)
 
 
 火事の多い冬季に火の用心のために夜廻りをすること。

 拍子木を叩いて歩くのが普通だが金棒を曳いて音をたてながら廻ることもある。

 今でも町内組織や消防団組織で編成された当番が「火の用心」と声を上げながら柝を打って歩く地域もある。
 
 この柝を「寒柝」とよぶ。
 
 
夜廻りの俳句 haiku saijiki 清月俳句歳時記12月の時候俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたnoda yutakaは、平成22年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題[季題]火の番(ひのばん)[副題]夜警(やけい) 夜廻(よまはり/よまわり)夜番(よばん)寒柝(かんたく)火事の多い冬季に火の用心のために夜廻りをすること。拍子木を叩いて歩くのが普通だが金棒を曳いて音をたてながら廻ることもある。今でも町内組織や消防団組織で編成された当番が「火の用心」と声を上げながら柝を打って歩くことがある。この柝を「寒柝」とよぶ。▼夜回りの俳句 夜廻りの拍子木響き更けにけり 岩本幸子▼夜回りの俳句 拍子木も声にも力夜廻りす 古川春美▼よまわりの俳句 少子化に夜廻りの声たのもしや 山中明石▼寒柝の俳句 寒柝の遠ざかりつつリズム合ふ 清水恵山▼かんたくの俳句 寒柝のまばらに子等の通り過ぐ 竹内恵美子▼寒柝の俳句 とぎれがちなる寒柝を聞いてをり 東 嘉子▼