12-d-20
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題
[季題] 日向ぼこり(ひなたぼこり)
[副題] 日向ぼつこ(ひなたぼつこ/ひなたぼっこ)
日向ぼこ(ひなたぼこ)
冬は暖かい日向が恋しくなる。
暖房が十分でなかった時代では僅かな日に温まろうとして縁側に座布団を持ち出したり風の来ぬ日溜まりを探して冬日を浴びて一と時日の温みを味わうのは至福のひと時であった。
日向ぼこりの俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 生活季題 [季題] 日向ぼこり(ひなたぼこり) [副題] 日向ぼつこ(ひなたぼつこ/ひなたぼっこ) 日向ぼこ(ひなたぼこ) 日の短い冬は暖かい日向が恋しい。わずかな日に温まろうとして縁側に座布団を持ち出したり、風の来ぬ日溜まりを探して、冬日を浴びて一と時日の温みを味わうのは至福のひと時である。 日向ぼこの俳句 日向ぼこ身ぬち膨らむ思ひかな 西川寿賀子 日向ぼこりの俳句 心地よき孤独ありけり日和ぼこ 稲福昌一 日向ぼこりの俳句 日向ぼこ話題尽きざる糸車 南部静季 日向ぼこの俳句 船頭の職を退きたる日向ぼこ 和泉清一 日向ぼこの俳句 日向ぼこ兼ね縁側の小縫物 岩間れい子 日向ぼこの俳句 心底の渦さらけ出し日向ぼこ 村上唯志 日向ぼこの俳句 今はもう欲しきもの無し日向ぼこ 山田和江 日向ぼこの俳句 一ヶ所に鳩固まって日向ぼこ 吉岡英子 日向ぼこの俳句 朝刊をまた読みかえす日向ぼこ 橘川重 日向ぼこの俳句 孫横におきて浜辺の日向ぼこ 橋本正勝 日向ぼこの俳句 日向ぼこ夫の欠伸を盗み見て 山中明石 日向ぼこの俳句 法事終へ日向ぼっこをするゆとり 森島緋紗江 日向ぼこの俳句 プレゼント湿布薬なり日向ぼこ 川崎郁子 日向ぼこの俳句 木造の駅舎の合間日向ぼこ 川崎孝二 日向ぼこの俳句 極楽の此の世に在りし日向ぼこ 川上真太郎 日向ぼこの俳句 老どちのかこち合ひつつ日向ぼこ 藤戸寿枝 日向ぼこの俳句 老犬の大きなあくび日向ぼこ 八島厚子 日向ぼこの俳句 雲一朶眺めてゐたり日向ぼこ 加藤美津 日向ぼこの俳句 たわいなき話弾ませ日向ぼこ 野田ゆたか