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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題

[季題] おでん

[副題] おでん屋(おでんや)
 
 
 もとは豆腐を串に刺して味噌をつけて焙った味噌田楽から来ている。
 
 具材の種類や味付けは地域により異なり店を構えたおでん屋や屋台もある。
 
 寒い日など家庭の夕食や夜食に喜ばれる。
 
 編者居住地の大阪では昆布出汁を醤油等で味付けしたつゆに大根・竹輪・コンニャク・ゆで卵など様々な具材を入れて煮込み練辛子をつけて食べる。
 
 
●青森市=つぶ貝(巻貝)・根曲(ねまがり)・竹(千島笹の子)・大角天(薩摩揚げ
    の一種)など独特の具が入り生姜味噌だれで食べる。 

●名古屋市=八丁味噌をベースとした甘めの汁でダイコン・こんにゃく等の具材
     を煮込こむ。
 
●那覇市 びち(豚足)をメインとしており、旬の葉物野菜が添えられる。
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でんの俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 生活季題 [季題] おでん [副題] おでん屋(おでんや) もとは、豆腐を串に刺して味噌をつけてあぶった味噌田楽のから来ている。 具材の種類や味付けは地域異り、店を構えたおでん屋や屋台もある。寒い日など家庭の夕食や夜食に喜ばれる。 編者居住地の大阪では、昆布出汁を醤油等で味付けしたつゆに、大根、竹輪、コンニャク、ゆで卵など様々な具材を入れて煮込み、練辛子をつけて食べる。 青森市 つぶ貝(巻貝の一種)、根曲(ねまがり)竹(千島笹の子)、大角天(薩摩揚げの一種)など独特の具が入り、生姜味噌だれで食べる 。 名古屋市 八丁味噌をベースとした甘めの汁でダイコン、こんにゃく等の具材を煮込こむ。 那覇市 びち(豚足)をメインとしており、旬の葉物野菜が添えられる。 おでんの俳句 帰路となる足は自然におでん屋へ 土井木賊 おでんの俳句 おでん屋のあるじ頑固に決まる味 及川輝子 おでんの俳句 二食分煮ては手抜きとなるおでん 山口広子 おでんの俳句 同僚の愚痴を静かに聞くおでん 本田敏子 おでんの俳句 切れ太き男料理のおでんかな 岩井純子 おでんの俳句 あたためしおでんの匂ひこもる部屋 嶋きさ子 おでんの俳句 おでん煮え何時もの顔の揃ひけり 能口和子 おでんの俳句 おでん突き天下国家を論じをり 川島吉太郎 おでんの俳句 コンビニの人気おでんといふを買ふ 秋山英身 おでんの俳句 温りし友の絆やおでん鍋 杉林義男 おでんの俳句 息子来て話のはづむおでん酒 上杉マサ おでんの俳句 独り住み一人で食すおでんかな 川崎孝二 おでんの俳句 煮返しのおでんますます旨みまし 加納幸子 おでんの俳句 二日目の煮返しおでん味のよし 津田喜美 おでん屋台の俳句 聞き役はおでん屋台の主かな 片岡正枝 おでんの俳句 六十路なれやっと納得おでん味 岩本幸子 おでんの俳句 おでん屋の湯気に誘われ又一人 川上真太郎