12-d-02
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題
[季題] 息白し(いきしろし)
[副題] 白息(しらいき)
冬になると大気が冷え人の吐く息が白く見える。
仕事で体を動かしたり早足で歩いたりすると息づかいが早く大きくなるので一層息が白くなる。
人々のほか犬や牛馬など動物も白く息を吐いている様子は如何にも生きていると感じさせられる。
息白しの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題[季題] 息白し(いきしろし)[副題] 白息(しらいき)冬になると大気が冷え人の吐く息が白く見える。仕事で体を動かしたり早足で歩いたりすると息づかいが早く大きくなるので一層息が白くなる。人々のほか犬や牛馬など動物も白く息を吐いている様子は如何にも生きていると感じさせられる。/息白しの俳句 登校児見送る母の息白し 吉田静代/息白しの俳句 走り来る新聞配達息白し 瀧尻久美子/息白の俳句 集合は芭蕉句碑まへ息白く 門田窓城/息白しの俳句 座してなほ少年剣士息白し 橋本幹夫/息白しの俳句 縄飛びをくり返す子の息白し 伊藤悦子/息白の俳句 墳墓へと荒き磴なり息白く 岸野幸子/息白しの俳句 道場に吐く息白し太極拳 石崎そうびん/息白しの俳句 真っ直ぐに走れぬ園児息白し 貫野浩/息白の俳句 ジョギングの若人熱く息白く 吉岡英子/息白しの俳句 息白し遅刻しそうに走る児等 久次米見衣子/白息しの俳句 白き息バスよりあふれ街動く 金城博之/息白しの俳句 桜えび羅声高し息白く 戸本文雄/息白の俳句 校長の訓示始まる息白し 佐藤美和子/息白しの俳句 ごみ出し日挨拶交す息白し 山口美琴/息白の俳句 息白く坂がかりきし散歩道 志村万子/息白しの俳句 息白し登校児達の急ぎ足 小島外恵/息白しの俳句 けん玉の息白くして狂ひなし 森戸しゆじ/息白しの俳句 ランニング合はせる声の息白し 田村公平/白息の俳句 白息を集め手配師点呼取る 野田ゆたか