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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題

[季題] 熱燗(あつかん)

[副題] なし。
 
 
 身体を温めるために摂氏70度ほどに熱く燗をした清酒をいう。
 
 清酒は常温のものを冷酒・温められたものを燗酒と呼ばれる。
 
 燗は鉄瓶の熱湯に銚子を入れたり「ちろり」と呼ばれる金属でできた取っ手のある容器で燗をつけるが近年では電気ポット式の燗づけ機の使用が増えている。
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熱燗の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 生活季題 [季題] 熱燗(あつかん) [副題] なし。 身体を温めるために、摂氏70度ほどに熱く燗をした清酒をいう。 清酒は常温のものを冷酒、温められたものは燗酒と呼ばれる。 燗は鉄瓶の熱湯に銚子を入れたり、「ちろり」と呼ばれる金属でできた取っ手のある容器で燗をつけるが、近年では、電気ポット式の燗づけ機を使うこともある。<例句>熱燗の俳句 燗熱う眠れる思考起こさねば 西崎佐知。熱燗の俳句 熱燗やしきりに昭和恋ひ唄ふ 村上唯志。熱燗の俳句 熱燗や思はぬ才をのぞかせて 西川寿賀子。熱燗の俳句 熱燗や饒舌の性疎まるる 西村舟津。熱燗の俳句 熱燗や貝殻に聞く波の音 三浦光芳。熱燗の俳句 熱燗に夫との会話弾みをり 橋本幸子。熱燗の俳句 熱燗や夫の検診異常なく 大場比奈子。熱燗の俳句 熱燗に民謡が好き南部杜氏 堀口まゆみ。熱燗の俳句 熱燗に生気もらひて夫機嫌 山中明石。熱燗の俳句 愚痴も聞き手柄も聞いて燗熱く 田村公平。熱燗の俳句 熱燗や深夜の警邏想ひつつ 山口貴司。熱燗の俳句 熱燗や心満たせし今日の席 岸野幸子。熱燗の俳句 相棒と語る夕べの燗熱し 橋本幹夫。熱燗の俳句 熱燗や大風呂敷と盃交わし 清水恵山。熱燗の俳句 熱燗や屋台の席を詰め合へり 足立山渓。熱燗の俳句 熱燗や饒舌もまた楽しかり 池下よし子。熱燗の俳句 裃の脱げし二次会燗熱う 野田ゆたか
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