12-b-13
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から2月)天文季題
[季題] 冬凪(ふゆなぎ)
[副題] 寒凪(かんなぎ)
日本の冬は西高東低で寒風が吹きすさび海が荒れることが多い。
そんな中で風向きの変化などで波も立たず穏やかな海になることある。
これが「冬凪」であるがだが長く続くことはない。
「寒凪」は寒の内(1月6日ころから30日間)に訪れる凪を言う。
冬凪の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の天文俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]仲冬を主に三冬(12月を主に11月から2月)天文季題[季題]冬凪(ふゆなぎ)[副題]寒凪(かんなぎ)日本の冬は西高東低で寒風が吹きすさび海が荒れることが多い。そんな中で風向きの変化などで波も立たず穏やかに海になることある。これが「冬凪」であるがだが長く続くことはない。「寒凪」は寒の内(1月6日ころから30日間)に訪れる凪を言う。▼冬凪の俳句 岩礁の乾きてすくと冬の凪 門田窓城▼冬の凪の俳句 舳を並べ肪ふ漁船や冬の凪 西川壽賀子▼冬凪の俳句 冬凪や漢ひとりの釣筏 高橋泉也▼冬凪の俳句 冬凪の浦の活気に飛ぶかもめ 西村舟津▼冬凪の俳句 冬凪や警笛残す船のあり 南部静季▼冬凪の俳句 冬凪やデッキにながむ島景色 土井木賊▼冬凪の俳句 冬凪や遥かに光る空港島 奥田不二子▼冬凪の俳句 冬凪や船には船の道のあり 田中雍子▼冬凪の俳句 海光の中に島あり冬凪ぎて 辻多津子▼冬凪の俳句 冬凪や白波影をひそめをり 松葉律子▼冬凪の俳句 冬凪の浜辺に蟹の墓一つ 橋本正勝▼冬凪の俳句 寒凪の夕に鴎は朱を帯びぬ 金城博之▼冬凪の俳句 冬凪の浜に五色の石探す 佐藤美和子▼冬凪の俳句 冬凪の釣人冥加捨てがたし 山本とも江▼冬凪の俳句 冬凪やかもめたゆたふ流れ木に 水野良子▼冬凪の俳句 瀬戸の俳句 冬凪の舳に展く瀬戸の海 渡辺伝三▼冬凪の俳句 阿蘇の俳句 冬凪の阿蘇の舟屋の見ゆ渡舟 田川 栄▼冬凪の俳句 近江の俳句 冬凪や水の近江を拡げたる 大畠宮子▼冬凪の俳句 漁火の俳句 漁火や津軽の海の冬凪ぎて 杓谷蔦枝