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[季節] 仲冬(12月)        天文季題

[季題] 初雪(はつゆき)

[副題] なし。
 
 
 その冬初めて降る雪のこと。
 
 平均的に見て10月終りに北海道・12月初めに東京・歳末に大阪の初雪があるという。
 
 鹿児島の初雪は聞かない年もあるが同県の桜島山頂には12月ころに初雪があるという。
 
 これら初雪は地方・山岳地・海浜地などの地域或いはその年の寒暖状況により時期が異なる。
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初雪の俳句 haiku saijiki 清月俳句歳時記12月の時候俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたnoda yutakaは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句して指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]仲冬(12月)天文季題[季題]初雪(はつゆき)[副題]なし。その冬初めて降る雪のこと。南北に長い日本10月終りに北海道・11月に北国・12月初めに東京・歳末に大阪の初雪を聞きく。鹿児島の初雪は聞かない年もあるが桜島山頂では12月ころに初雪がある。これら初雪は、地方、山岳地、海浜地などの地域、或いはその年の寒暖状況により時期が異なる。「富士の初雪」は9月(仲秋)にあり別題となる。▼初雪の俳句 初雪やかけかかりたる橋の上 松尾芭蕉▼初雪の俳句 初雪や磴は急なる五合庵 西ア佐知▼初雪の俳句 初雪の稜線暁けの眞白かな 門田窓城▼初雪の俳句 初雪に金閣寺苑巡りけり 佐藤美和子▼初雪の俳句 乾坤を静め初雪積るらん 土井木賊▼初雪の俳句 初雪が根雪に北の大地かな 和泉清一▼初雪の俳句 初雪となりしがほんのしるしほど 布野 壽▼初雪の俳句 吉備の野の初雪にして吹雪けり 近藤清女▼初雪の俳句 初雪となりたる夜の静寂かな 宇都宮美智子▼初雪の俳句 初雪の身じろぎもせず猫の背 湯澤正枝▼初雪の俳句 河童橋初冠雪の岳仰ぐ 田川 栄▼初雪の俳句 初雪に空の明るくなりにけり 長谷山由実▼初雪の俳句 初雪の便り飛騨より届きけり 山口美琴▼初雪の俳句 初雪の夜明けや確と一歩踏む 阿部和雄▼初雪の俳句 初雪や雲を袴に越後富士 岩本和行▼初雪の俳句 真新らしリフト初雪待ちにけり 古川春美▼初雪の俳句 遠山の初雪眩し日和かな 古堂周子▼初雪の俳句 初雪や肩までつかり露天の湯 中橋京子▼初雪の俳句 初雪に心も清くなりにけり 八島厚子▼初雪の俳句 初雪を話題にもせし今日の句座 野田ゆたか