12-a-14
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)時候季題
[季題] 冬の朝(ふゆのあさ)
[副題] 冬曙(ふゆあけぼの)
冬暁(ふゆあかつき・とうぎょう)
冬の明け方から朝にかけての寒さはひとしおで身が引き締まる思いがする。
寒気の中の景色は研ぎ澄まされ清々しさえ感じさせられる。
「曙」は夜明け。
「暁」は曙より早くわずかに明るんだ時間帯。
清少納言の『枕草子』には、「冬はつとめて/雪の降りたるはいふべきにもあらず/霜のいと白きも/またさらでも/いと寒きに火など急ぎおこして炭もてわたるも/いとつきづきし」とある。
冬の朝の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の時候俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)時候季題[季題] 冬の朝(ふゆのあさ)[副題] 冬曙(ふゆあけぼの)冬暁(ふゆあかつき・とうぎょう)冬の明け方から朝にかけての寒さはひとしおで身が引き締まる思いがする。寒気の中の景色は研ぎ澄まされ清々しさえ感じさせられる。「曙」は夜明け。「暁」は曙より早くわずかに明るんだ時間帯をいう。清少納言の『枕草子』には、「冬はつとめて/雪の降りたるはいふべきにもあらず/霜のいと白きも/またさらでも/いと寒きに火など急ぎおこして炭もてわたるも/いとつきづきし」とある。<例句>▼冬の朝の俳句 冬の朝合せ鏡のくもりかな 林雄次郎▼冬の朝の俳句 冬の朝大きく一つ深呼吸 八島厚子▼冬の朝の俳句 道場に竹刀のひびき冬の朝 藤戸寿枝▼冬の朝の俳句 大和川佇む鷺の冬の朝 山本宏子/冬の朝の俳句 挽きたての珈琲香る冬の朝 後藤允孝/冬の朝の俳句 寒暁の糶場へ魚舟灯を連ね 田村公平