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[季節] 仲冬（１２月） 時候季題
[季題] 数へ日（かぞへび／かぞえび）
[副題] なし。
年も押し詰まり今年もあと数えるほどという歳末の切迫した感覚をいう。
子供はお年玉など新年行事や遊びなどを指折り日数を数えて新年を待つ。
大人は迎春準備に追われるが年の名残と新年への期待の気持を持つ。
日数的には片手の指で数えられる５日以内で１２月２６日以降であろうか。
数え日の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか編の１２月の時候俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成２４年１月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬（１２月を主に１１月から１月）時候季題[季題] 数へ日（かぞへび／かぞえび）[副題] なし。年も押し詰まり今年もあと数えるほどであり歳末の切迫した感覚をいう。子供はお年玉など新年行事や遊びなどを指折り日数を数えて新年を待つ。大人は迎春準備に追われるが年の名残と新年への期待の気持を持つ。日数的には片手の指で数えられる５日以内で１２月２６日以降であろうか。▼数え日の俳句 数へ日の旅の誘ひにある躊躇 西﨑佐知▼数へ日の俳句 家族もて数へ日の計たてにけり 門田窓城▼数え日の俳句 数へ日の雑踏抜けて句会へと 松山寿美▼歯科の俳句 数へ日や子らで混み合ふ歯科医院 高橋泉也▼気象予報の俳句 数へ日や気象予報も段取りに 西川壽賀子▼数え日の俳句 数へ日を語らひ尽きぬ老い二人 南部静季▼数え日の俳句 数へ日や吾に句遊びの暇あり 西村舟津▼小児科の俳句 数へ日の内科小児科混み合へり 池下よし子▼退院の俳句 数へ日や退院の母訪ねけり 能口和子▼数え日の俳句 数へ日や孫の来る日の近づきて 清水恵山▼数え日の俳句 数へ日や予定こなせぬ事ばかり 奥田不二子▼数え日の俳句 数へ日やひと日ひと日を心して 梅田澄子▼数え日の俳句 数へ日やあれもこれもとメモを取り 佐藤美和子▼数え日の俳句 爺婆が預かりし子や数へ日に 湯澤正枝▼数え日の俳句 数へ日や心急かせる鳥の声 山本文栄▼数え日の俳句 数へ日の浮世の不義理許されよ 大畠宮子▼数え日の俳句 数へ日や峡の煙の変はりなく 池田幸恵▼数え日の俳句 数へ日やあきれる程に齪齢多し 山本とも江▼数え日の俳句 よく吠えて犬に数へ日あるやうな 野田ゆたか