11-g-09
007.gif
[季節] 初冬(11月)        植物季題

[季題] 銀杏散る(いちやうちる/いちょうちる)

[副題] なし。
 
 晩秋に銀杏は一斉に黄金色の葉を落とす。
 
 青空を背景に輝きながら散り秋の終わりを象徴する美しさである。
 
 一枚また一枚と黄金色に輝きながら散る姿も風情があるが一斉に散る様も壮観で美しい。 
▼次へ
▼次へ
▲先頭へ
▲先頭へ
銀杏散るの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂 [季節] 初冬(11月) 植物季題 [季題] 銀杏散る(いちやうちる/いちょうちる) [副題] なし。 晩秋に銀杏は一斉に黄金色の葉を落とす。青空を背景に輝きながら散り秋の終わりを象徴する美しさである。 一枚また一枚と黄金色に輝きながら散る姿も風情があるが一斉に散る様も壮観で美しい。▼銀杏散るの俳句 銀杏散る黄金の中の御堂筋 西川寿賀子▼銀杏散るの俳句 銀杏散り果てて真澄の空なりき 西ア佐知▼銀杏黄葉散るの俳句 乾坤を黄金に銀杏黄葉散る 門田窓城▼銀杏散るの俳句 見覚えのここは坂道銀杏散る 南部静季▼銀杏散るの俳句 散り尽す銀杏大樹や天を突く 松山寿美▼銀杏散るの俳句 大円の明るさ拡げ銀杏散る 村上唯志▼銀杏散るの俳句 銀杏且つ散りて神馬の像勇む 西村舟津▼銀杏散るの俳句 風あるもなくも散るなり大銀杏 長嶺 勇▼銀杏散るの俳句 極まりて先を競ひて銀杏散る 林雄次郎▼銀杏散るの俳句 銀杏散る路地の行き着く時計台 橋本幹夫▼銀杏散るの俳句 彩りの光に染まり銀杏散る 木村宏一▼銀杏散るの俳句 銀杏散るブランコひとっゆれてゐる 岩間れい子▼銀杏散るの俳句 銀杏みな散りて木肌の丸見えに 大場比奈子▼銀杏散るの俳句 大社丹の反り橋に銀杏散る 橋本幸子▼銀杏散るの俳句 銀杏散る並木明りに歩を運ぶ 岸野幸子▼銀杏散るの俳句 銀杏散る庭は黄色に染まりけり 古堂周子▼銀杏散るの俳句 散り積みて黄の絨毯の銀杏坂 正木和子▼銀杏散るの俳句 廃校に散り余りたる大銀杏 長田穂峰▼銀杏散るの俳句 散銀杏拡げ芭蕉の終焉碑 野田ゆたか 清月句歳時記植物俳句「銀杏散る」の俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。haikusaijikinodayutaka