11-g-05
[季節] 初冬(11月) 植物俳句
[季題] 山茶花(さざんくわ/さざんか)
[副題] なし。
ツバキ科の常緑小高木である山茶花の花。
日本特産種で四国・九州・沖縄に自生種がある。
10月から12月にかけて枝先に白い一重の花が咲く。
園芸種には鮮紅・桃・白色や八重咲きなど品種が多い。
庭や垣根に植えられる。
椿のように花が落ちるのではなく花弁が散る。
山茶花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 初冬(11月)植物俳句[季題] 山茶花(さざんくわ/さざんか)[副題] なし。ツバキ科の常緑小高木である山茶花の花。日本特産種で四国・九州・沖縄に自生種があり10月から12月にかけて枝先に白い一重の花が咲く。園芸種には鮮紅・桃・白色や八重咲きなど品種が多く庭や垣根に植えられる。 椿のように花が落ちるのではなく花弁が散る。・さざんかの俳句 山茶花の籬白より暮れ迫る 西ア佐知・山茶花の俳句 山茶花のくれなゐ零れつぐ順路 近藤清女・山茶花日和の俳句 虫の顔のぞく山茶花日和かな 松山寿美・山茶花垣の俳句 手入れよき山茶花垣の小家かな 林雄次郎・山茶花の俳句 山茶花に華ぎたもつ狭庭かな 土井木賊・山茶花の俳句 山茶花のこぼれし庭や昼の月 永野美智子・茶梅の俳句 獅子吼の庭に灰めく茶梅かな 西村舟津・山茶花の俳句 山茶花の蕾ふくらむ垣根かな 古川春美・山茶花の俳句 山茶花の散り敷くあたり昏れのこる 水野良子・山茶花の俳句 山茶花を散らしてゆきぬ雨の音 嶋きさ子・山茶花の俳句 山茶花や浄土の庭の荘嚴に 保坂道子・山茶花の俳句 山茶花の蕾ふくらみゆく日和 山田笑子・山茶花の俳句 訪ふ家の垣の山茶花膨らみぬ 清水恵山・山茶花の俳句 山茶花や咲きつぎながら散りいそぎ 西野和子・山茶花の俳句 夕照の垣の山茶花真くれなゐ 橋本幹夫・山茶花の俳句 山茶花に散るを楽しむ風のあり 大畠宮子・山茶花の俳句 山茶花の険しき路に咲くばかり 橋本典子・山茶花の俳句 山茶花や色なき庭に紅こぼす 渡辺伝三・山茶花の俳句 山茶花の白き花びら道狭め 駒田暉風・さざんかの俳句 山茶花や門前町は坂づくし 阿形公枝・さざんかの俳句 朝日受け山茶花一輪茜さす 山口美琴・山茶花の俳句 山茶花の日増し彩濃き庭木かな 加藤美津子・山茶花の俳句 山茶花やひねもす散りて止めどなく 加納幸子・山茶花の俳句 山茶花の紅を散らして鳥の飛ぶ 小林圭子・山茶花の俳句 山茶花の雨にこぼるるひと日かな 土屋勝・茶花の俳句 獅子吼の苑に紅置く茶梅かな 梅田澄子・山茶花の俳句 花の無き庭に山茶花咲き誇る 山口丘刀・山茶花の俳句 山茶花や垣の内なる人想ふ 柏村陽子・山茶花の俳句 山茶花や散る静けさの散歩道 笠井美和子・山茶花の俳句 晴天に庭の山茶花咲きほこる 古堂周子・山茶花の俳句 山茶花や汽笛相寄る浦漁港 野田ゆたか