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[季節] 初冬(11月) ※旧暦10月1日 行事季題 
 
[季題] 神の旅(かみのたび)
 
[副題] 神送(かみおくり)
 
 
 旧暦10月1日に全国諸社の神々は男女の縁結びのため出雲大社(島根県)へ旅立たれるという。
 
 落葉を踏み時雨に濡れて旅立ち給う神々の姿が想像される。
 
 その神々を送ることを神送という。
 
 神社によっては神送神事が行われ地方によっては赤飯を炊くなどの風習がある。
 
 こうした伝承は鎌倉時代以前にも存在したと見られるが出雲に定まったのは近世になってからのこと。
 
 
※[神渡][神の留守]は別題とにりす。
神の旅の俳句 清月俳句歳時記行事俳句11月の俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初冬(11月) ※旧暦10月1日 行事季題 [季題] 神の旅(かみのたび) [副題] 神送(かみおくり) 旧暦10月1日に全国諸社の神々は、男女の縁結びのため、出雲大社(島根県)へ旅立たれるという。 落葉を踏み、時雨に濡れて旅立ち給う神々の姿が想像される。その神々を送ることを神送りと云う。 神社によっては神送神事が行われ、地方によっては赤飯を炊くなどの風習がある。 こうした伝承は鎌倉時代以前にも存在したと見られるが、出雲に定まったのは近世になってから。 ※ [神渡]・[神の留守]は、別題とにりす。 神の旅の俳句 都いでて神も旅寐の日数哉 松尾芭蕉 神の旅の俳句 連山を錦に染めつ神の旅 吉井竹志 神の旅の俳句 波立てて今発たれけり神の旅 新庄一雄 神送るの俳句 境内に箒目立てて神送る 中山泰山 神の旅の俳句 神の旅孫の縁談頼みけり 前田卯生 神の旅の俳句 神の旅流るる雲の白くあり 土井木賊 神の旅の俳句 神の旅夜発ちなりしか夜べの風 野田ゆたか