11-d-14
[季節] 初冬(11) 生活季題
[季題] 蓮根掘る(はすねほる)
[副題] 蓮掘(はすほり)
近年の蓮根は栽培技術が向上し6〜8月に掘られるようになった。
しかし正月用に需要が多いため昔ながらに葉が枯れた後の11〜12月に収穫する生産者も多い。
古くは泥の中深くに走る根を手探りで傷めぬように掘り上げるのは重労働であったが現在では機械化も進み労働は軽減されているという。
伝統俳句では以前の収穫最盛期が正月に向けた冬であったことから今も冬の収穫を季題にして詠まれる。
蓮根掘るの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地・大阪府枚方市[季節] 初冬から仲冬(11〜12月)生活季題[季題] 蓮根掘る(はすねほる)[副題] 蓮掘(はすほり) 近年の蓮根は栽培技術の向上で6〜8月に掘られるようになった。 しかし正月用に需要が多いため昔ながらに葉が枯れた後の11〜12月に収穫する生産者も多い。 古くは泥の中の深くに走る根を手探りで傷めぬように掘り上げるのは重労働であったが現在では機械化も進み労働は軽減されているという。 伝統俳句では以前の収穫最盛期が正月に向けた冬であったことから今も冬の季題として詠まれる。<例句11d-14 蓮根掘る>・蓮根掘るの俳句 抜き足もならで往生蓮根掘り 西村舟津・蓮根掘るの俳句 蓮根掘る男勝りの力かな 貫野 浩・蓮根掘るの俳句 水ホース器用に捌き蓮根掘る 清水恵山・蓮根掘るの俳句 些かも傷めぬやうに蓮根掘る 橋本幹夫・蓮根掘るの俳句 蓮根掘る泥にありても白さかな 吉田静代・蓮根掘るの俳句 蓮根掘る一人二役三役かな 野田ゆたか