11-d-12
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[季節] 初冬(11月)        生活季題

[季題] 蕎麦刈(そばかり)

[副題] 蕎麦干す(そばほす)
 
 
 蕎麦は7月頃に花が咲いて初夏に収穫する「夏蕎麦」と9月頃に花が咲いて晩秋から初冬にかけて収穫する「秋蕎麦」がある。

 秋蕎麦は実か大きく粉が多く取れる。
 
 伝統俳句では秋蕎麦を刈ることが冬の季題となっている。

 黒褐色に熟した収穫期の実は落ちやすいので雨後や朝露の乾かないうちに刈取り又は手で引いたりする。
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蕎麦の実
 
季節の花300より
蕎麦刈の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地・大阪府枚方市[季節] 初冬(11月) 生活季題[季題] 蕎麦刈(そばかり)[副題] 蕎麦干す(そばほす)蕎麦は7月頃に花が咲いて初夏に収穫する「夏蕎麦」と9月頃に花が咲いて晩秋から初冬にかけて収穫する「秋蕎麦」がある。秋蕎麦は実か大きく粉が多く取れる。伝統俳句では秋蕎麦を刈ることが冬の季題となっている。黒褐色に熟した収穫期の実は落ちやすいので雨後や朝露の乾かないうちに刈取り又は手で引いたりする。古くは収穫から製粉まですべて手作業であったが今日では稲作同様に刈取・脱穀・製粉まで機械まかせとなっている。<例句11b-12 蕎麦刈>・蕎麦刈の俳句 蕎麦を刈り備中神楽守り継ぎて 近藤清女・蕎麦刈の俳句 蕎麦刈りて畝の高低つきにけり 永野美智子・蕎麦刈の俳句 アルプスの嶺晴れ渡り蕎麦を刈る 清水恵山・蕎麦刈の俳句 蕎麦刈や機械任せに暮れにけり 橋本幹夫・蕎麦刈の俳句 蕎麦を刈る瀬音に似たる葉擦かな 三浦光芳・蕎麦刈の俳句 週三日閉めて店主の蕎麦刈りに 布野 寿・蕎麦刈の俳句 後厄も恙なく過ぎ蕎麦を刈る 野田ゆたか