11-d-07
[季節] 初冬(11月) 生活季題
[季題] 炉開(ろびらき)
[副題] なし。
冬になって初めて炉に火を入れること。
茶の湯の炉と家庭の囲炉裏と両方の意味で用いられる。
茶道では「風炉名残」の茶会を境に風炉を片付け旧暦10月1日かその月の亥の日を選んで炉を開き炉開の茶事を行ったりしている。
かつての関西の農家では茶道同様旧暦10月1日かその月の亥の日を選んで囲炉裏や炬燵に火がいれられていた。
炉開の俳句 清月俳句歳時記生活俳句11月の俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初冬(11月) 生活季題 [季題] 炉開(ろびらき) [副題] なし。 かつて家々では冬に備えて炉を開いた。現在、家庭から炉が消えてしまった中で、茶道の家元では、旧暦10朔日または10月中の亥の日を選んで、風炉を閉じて炉を開く炉開きの茶事を行っている。 茶道以外でも炉が備えられている家庭や施設でも寒さを迎えて炉を使い始める。 炉開の俳句 炉開きや左官老行鬢の霜 松尾芭蕉 炉開の俳句 炉開や米寿の亭主晴れやかに 津田喜美 炉開の俳句 炉開や母娘一緒に招かれて 奥田不二子 炉を開くの俳句 世界地図日本は真中炉を開く 貫野 浩 炉を開くの俳句 同好の人も少なく炉を開く 前田卯生 炉を開くの俳句 開きたる炉に雨音を聞いてゐる 長谷山由実 炉を開くの俳句 老いてなほ昔語りに炉を開く 野田ゆたか 冬になって初めて炉に火を入れること。茶の湯の炉と家庭の囲炉裏と両方の意味で用いられる。茶道では「風炉名残」の茶会を境に風炉を片付け旧暦10月1日かその月の亥の日を選んで炉を開き炉開の茶事を行ったりしている。かつての関西の農家では茶道同様旧暦10月1日かその月の亥の日を選んで囲炉裏や炬燵に火がいれられていた。