11-d-04
[季節] 初冬(11月) 生活季題
[季題] 大根干す(だいこんほす/だいこほす)
[副題] 懸大根(かけだいこん/かけだいこ)
干大根(ほしだいこん/ほしだいこ)
畑から収穫した大根は土を落し束子や藁縄で洗った後2本から6本ぐらいずつ葉の部分を束ねて振分け丸太を組んで造った棚に大量に干す。
又は葉を切落し縄で聯に編み風通しのよい軒下や棚をこしらえて掛け連ねたりして干す。
大根は10日間ぐらいで干上り沢庵漬などに用いられる。
棚に大量に干された大根の光景は眩しいばかりである。
※千切りにし又は薄切りにして保存食用に
干す大根は「切干」と云い別題となる。
大根干すの俳句 清月俳句歳時記のページです。[季節]初冬(11月)生活季題[季題]大根干す(だいこんほす/だいこほす)[副題]懸大根(かけだいこん)干大根(ほしだいこん)畑から収穫した大根は、土を落としたわしや藁縄で洗った後、2本から6本ぐらいずつ葉の部分を束ねてふり分け、丸太を組んで造った棚に大量に干し、又は葉を切落し縄で聯に編み、風通しのよい軒下や棚をこしらえて掛け連ねたりして干したりします。大根は、10日間ぐらいで干し上がり、沢庵漬などに用いられます。棚に大量に干された大根の光景は眩しいばかりである。千切りにし、又は薄切りにして保存食用に干す大根は、「切干」と云い別題となる。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。haiku saijiki nodayutaka ▼古寺の俳句 古寺の砦の如き干大根 西村舟津の俳句 ▼海風の俳句 海風に大根干さるる漁家の軒 和泉清一の俳句 ▼かけだいこんの俳句 校庭のフェンス借りたる懸大根 川崎郁子の俳句 ▼ほしだいこんの俳句 日になじみ風になじみて干大根 若林柾矢の俳句 ▼大根干すの俳句 棚田守り過疎にも耐へて大根干す 吉野濃菊の俳句 ▼大根干すの俳句 一山を賄ふ大根庭に干す 山本とも江の俳句 ▼大根干すの俳句 大根干す母屋も納屋もなかりけり 伊藤弥生の俳句 ▼干大根の俳句 手に触れて漬け頃となる干大根 加藤美津子の俳句 ▼掛大根の俳句 しなやかに掛大根の白映えし 笠井美和子の俳句 ▼干だいこの俳句 干大根褒めて選挙の握手かな 三浦光芳の俳句 ▼だすこほすの俳句 一坪のスペース借りて大根干す 山口美琴の俳句 ▼かけだいこの俳句 ベランダの端からはしへ掛大根 池下よし子の俳句 ▼懸大根の俳句 懸け終へし大根艶めく夕日影 門田あさひの俳句 ▼懸だいこの俳句 山里のみ寺守りて懸大根 堀口まゆみの俳句 ▼だいこ干すの俳句 民宿の備えに大根干されをり 吉田静代の俳句 ▼ほしだいこの俳句 どの道を曲りてゆけど干大根 小林圭子の俳句 ▼大根干すの俳句 一年の大根干すや樽用意 北野美代子の俳句 ▼干大根の俳句 借景に富士の麗姿や干大根 福本良子の俳句 ▼生駒おろしの俳句 大根干す生駒颪の通り道 野田ゆたかの俳句