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[季節] 初冬(11月) ※旧暦10月 時候季題
 
[季題] 
小春(こはる)
 
[副題] 
小春日(こはるび)  小春日和(こはるびより)
    小六月(ころくぐわつ/ころくがつ)
    縁小春(えんこはる) 古都小春(ことこはる)
    旅小春(たびこはる) 庭小春(にはこはる/にわこはる)
    苑小春(そのこはる) 小春凪(こはるなぎ)
 
   副題『小春日』の例句へ  副題『小春日和』の例句へ

   副題『小六月』の例句へ  副題『縁小春』の例句へ
 
  旧暦10月を小春といいほぼ11月にあたる。
 
 初冬は気候も穏やかな日が多く春に似た暖かい日がある。
 
 この暖かい日のことを小春又は小春日という。
 
  俳句では「小春」とか「小春日」と云って「小春日和」と同じ意味に用いられる場合が多く「小春風」「小春凪」「小春空」などとも用いられる。
 
  旧暦10月の異称である「小六月」も
小春と同意に用いられる。
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小春の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。編纂者 野田ゆたかは清月庵主です。noda seigetu  [季節] 初冬(11月)※旧暦10月 時候季題 [季題] 小春(こはる)[副題] 小春日(こはるび)小春日和(こはるびより)小六月(ころくぐわつ/ころくがつ) 縁小春(えんこはる)古都小春(ことこはる)旅小春(たびこはる)庭小春(にはこはる/にわこはる) 苑小春(そのこはる)小春凪(こはるなぎ) ▼副題『小春日』の例句へ ▼副題『小春日和』の例句へ ▼副題『小六月』の例句へ ▼副題『縁小春』の例句へ ▼副題『古都小春』の例句へ ▼副題『旅小春』の例句へ  ▼副題『庭小春』の例句へ ▼副題『苑小春』の例句へ  ▼副題『小春凪』の例句へ 旧暦10月を小春といいほぼ11月にあたる。 初冬は気候も穏やかな日が多く春に似た暖かい日がある。 この暖かい日のことを小春又は小春日という。 俳句では「小春」とか「小春日」と云って「小春日和」と同じ意味に用いられる場合が多く「小春風」「小春凪」「小春空」などとも用いられる。 旧暦10月の異称である「小六月」も小春と同意に用いられる/奈良小春の俳句 天平の寂を深めて奈良小春 松山寿美/天王寺の小春の俳句 信心の集ふ小春の天王寺 西川壽賀子/御影堂小春の俳句 磴尽きて仰ぐ小春の御影堂 西村舟津/小春の俳句 連結をしたる小春の縄電車 森本恭生/小春の俳句 大筆の一気に墨を吸ふ小春 岡崎桜雲/湖小春の俳句 俯瞰する湖の隅々まで小春 辻 多津子/小春の俳句 病める目も見える思いの小春かな 土井木賊/小春の俳句 犬小屋の奥まで日差す小春かな 長嶺 勇/小春の俳句 石仏の頭ぬくもる小春かな 姉歯義ひろ/小春の俳句 恋みくじ結んで帰る小春かな 中橋京子/小春の俳句 おしゃべりの自ずとはずむ小春かな 及川輝子/桂浜の小春の俳句 竜馬の忌修す小春の桂浜 横田寿賀子/小春の俳句 視野広き助手席にゐて小春かな 森島緋紗江/小春の俳句 一人居に籠るは惜しき小春かな 嶋きさ子/小春の俳句 ひと休みしたるカフェの小春かな 長谷山由実/小春の俳句 金色に九輸耀く小春かな 山本宏子/小春の俳句 狭庭に小春の雀よく遊ぶ 清水恵山/小春の俳句 池の隅稚鯉の群るる小春かな 西野和子/小春の俳句 連れ立ちて小橋を渡る小春かな   駒田暉風/小春の俳句 鳥翔ちて小春の影を走らする 山口丘刀/宇陀の小春の俳句 陀羅尼助守る老舗や宇陀小春 迫間喜美子/小春の俳句 駅一つ手前に降りて小春かな 池下よし子/小春の俳句 島ひとつ巡りきつたる小春かな 辻本和子/小春の俳句 仰ぎ見る雲動くともなき小春 松葉律子/小春の俳句 かけつこの一位の笑顔小春かな 山口美琴/小春の俳句 段ボール箱の電車に乗る小春 田村公平/小春の俳句 昨日より遠廻りして小春かな 奥野品子/小春の俳句 曾孫連れ公園遊び小春かな 吉岡英子/小春の俳句 二十四の瞳ロケ地の小春かな 八木 徹/小春の俳句 改札を猫がしてゐる駅小春 布野 寿/小春の俳句 年寄の籠るに惜しき小春かな 橋本正勝