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[季節] 晩秋(10月)        植物季題

[季題] 蓮の実飛ぶ(はすのみとぶ)

[副題] 蓮の実(はすのみ)
 
 
 蓮の花が終わると蜂の巣状に穴があいた円錐形の花托になり熟れた実が穴から飛び出して水中に跳ね落ちる。

 この飛び出し跳ね落ちるさまを「蓮の実飛ぶ」という。

 実の皮は黒く固い。

 実の中の白い子葉の部分は甘く生のままで食べられ砂糖漬けなどにもなる。
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季節の花300より
蓮の実飛ぶの俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句会「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)植物季題[季題] 蓮の実飛ぶ(はすのみとぶ)[副題] 蓮の実(はすのみ)蓮の花が終わると蜂の巣状に穴があいた円錐形の花托になり熟れた実が穴から飛び出して水中に跳ね落ちる。この飛び出し跳ね落ちるさまを「蓮の実飛ぶ」という。実の皮は黒く固い。その中の白い子葉の部分は甘く生のままで食べられ砂糖漬けなどにもなる。<10g-46 蓮の実飛ぶ>・蓮の実飛ぶの俳句 蓮の実のもう飛ぶほかはなき構へ 西ア佐知・蓮の実飛ぶの俳句 蓮の実のつづき飛ぶにも逢ふ日和 門田窓城・蓮の実飛ぶの俳句 静けさに濠の白蓮実を飛ばす 藤戸寿枝・蓮の実飛ぶの俳句 舎利殿の前の蓮の実とぶかまへ 水野恵以・蓮の実飛ぶの俳句 蓮の実の飛んでざわめく鯉の池 橋本幹夫・蓮の実飛ぶの俳句 蓮の実の飛びて空しき花托かな 清水恵山・蓮の実飛ぶの俳句 蓮の実や古代を今に飛ばししめ 野田ゆたか