10-g-45
[季節] 晩秋(10月) 植物季題
[季題] 団栗(どんぐり)
[副題] 櫟の実(くぬぎのみ)
樫・楢・ぶな・柏など落葉樹の実を総称して団栗と呼ぶが狭義には櫟の実のことをいう。
椀形の袴もつ球形の実で固く成熟すると楕円形又は卵円形で艶のある茶褐色となる。
実は「どんぐりころころ」の童謡にあるようにころころとしている。
実は音を立てて落ちる。
かつては子供たちが落ちた実を拾って独楽にしたり袴を使って小さな人形を作ったりして遊んだ。
団栗の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句会「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月) 植物季題[季題] 団栗(どんぐり)[副題] 櫟の実(くぬぎのみ)樫・楢・ぶな・柏など落葉樹の実を一般には団栗と呼んでいる。椀形の袴もつ球形の実で固く成熟すると楕円形又は卵円形で艶のある茶褐色となる。狭義には櫟の実のことをいう。実は「どんぐりころころ」の童謡にあるようにころころとしている。実は音を立てて落ちる。かつては子供たちが落ちた実を拾って独楽にしたり袴を使って小さな人形を作ったりして遊んだ。<10g-45 団栗>・団栗の俳句 団栗が頻りに落ちる山路かな 石川順一・団栗の俳句 捨てられて独楽団栗に戻りけり 森戸しうじ・団栗の俳句 団栗のすねて戯けて反抗期 川村文香・団栗の俳句 どんぐりを拾へば温し夕茜 嶋きさ子・団栗の俳句 団栗や少年にある反抗期 橋本幹夫・団栗の俳句 団栗や戦争知らぬ子の寝顔 湯澤正枝・団栗の俳句 団栗を拾へば仄と日の温み 野田ゆたか