10-g-21
[季節] 晩秋(10月) 植物季題
[季題] 桜紅葉(さくらもみぢ/さくらもみじ)
[副題] なし。
桜は他の木々に魁けて早く紅葉し他の木々が紅葉する頃には散ってしまっている。
この紅葉は紅葉というほどには赤くはならないがいくらか赤らみまた黄ばんだり虫食いの跡があったりする。
また春の花や夏の葉桜との落差が目立ちどこか侘びしくそれなりの美しさがある。
関西では9月の末にはすでに赤みがさし早い葉は落ちる。
桜紅葉の俳句 清月俳句歳時記10月の植物俳句のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。例句は、原則旧仮名遣い・有季定型・伝統俳句です。 [季節] 晩秋の俳句(10月の俳句) 植物季題 [季題] 桜紅葉(さくらもみぢ/さくらもみじ) [副題] なし。 桜は、他の木々に魁けて早く紅葉し、他の木々が紅葉する頃には散ってしまっている。 この紅葉は、紅葉というほどには赤くはならないが、いくらか赤らみ、また黄ばんだり、虫食いの跡があったりする。 また春の花、夏の葉桜との落差が目立ち、どこか侘びしく、それなりの美しさがある。 関西では、9月の末にはすでに赤みがさし、早い葉は落ちてしまう。 桜紅葉の俳句 紅葉して桜且散る紀子邸趾 横田寿賀子 桜紅葉の俳句 屋形船桜紅葉を屋根に乗せ 松山寿美 桜紅葉の俳句 はじまりし桜紅葉の大手門 近藤清女 桜紅葉の俳句 隣より櫻紅葉の舞ひくる日 南部静季 桜紅葉の俳句 両岸はさくらもみじの船の旅 奥田不二子 桜紅葉の俳句 産土神の急磴桜紅葉初む 長嶺 勇 桜紅葉の俳句 一葉づつ桜紅葉の色の綾 山口広子 桜紅葉の俳句 見頃とてなくても桜紅葉かな 本郷智子 桜紅葉の俳句 売家札古りし桜の紅葉して 長谷山順江 桜紅葉の俳句 愛犬と桜紅葉を歩きけり 古川春美 桜紅葉の俳句 駐屯地桜紅葉の道よぎる 布野 壽 桜紅葉の俳句 観音の桜紅葉の岬かな 橋本正勝 桜紅葉の俳句 小流れや桜紅葉に沿ふ径 西野一朗 桜紅葉の俳句 手をつなぐ桜紅葉に山嵐 橋本典子 桜紅葉の俳句 桜紅葉日の斑に笑みし野の仏 加藤ひかり 桜紅葉の俳句 タ日射し桜紅葉の一際と 中野千江子 桜紅葉の俳句 遠く来て桜紅葉の城趾かな 中橋京子 桜紅葉の俳句 楼門は桜紅葉に覆はれて 能口和子 桜紅葉の俳句 桜木の紅葉枝垂るる勅使門 野田ゆたか