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[季節] 晩秋(10月) 植物季題
[季題] 新松子(しんちぢり/しんちじり)
[副題] 青松毬(あをまつかさ/あおまつかさ)
その年新しくできた松毬のこと。
受粉後1年以上かかって成熟する。
初めは鱗片を固く閉ざしているがやがて木質化し開いた鱗片から種をこぼす。
まだ青くて固いものを新松子という。
新松子の俳句 清月俳句歳時記10月の天文俳句のページです[季節]晩秋(10月)植物季題[季題]新松子(しんちぢり)[副題]青松毬(あをまつかさ/あおまつかさ)その年新しくできた松かさのこと。受粉後1年以上かかって成熟するもので、初めは鱗片を固く閉ざしているが、やがて木質化し、開いた鱗片から種をこぼす。まだ青くて固いものを新松子という。▼新松子の俳句 新松子寺格の高さありにけり 西崎佐知▼しんちじりの俳句 街道に海のなごりの新松子 川崎郁子▼新松子の俳句 まだ青き色のころがる新松子 和泉清一▼新松子の俳句 どこまでも空あをあをと新松子 松岡推月▼新松子の俳句 新松子日暮の早き寺苑かな 飯岡良一▼新松子の俳句 陸奥の道の百選新松子 青木菅子▼新松子の俳句 峯の風瓢々として新松子 水野良子▼新松子の俳句 荒海も防風林に新松子 長尾健二郎▼新松子の俳句 新松子のぞく白壁酒の藏 村上節子▼新松子の俳句 竹生島遠くに拝す新松子 井川芳子▼新松子の俳句 虚子館へつづくすがらの新松子 加納幸子▼新松子の俳句 島めぐり日差しまぶしき新松子 笠井美和子▼新松子の俳句 山門へ誘ふ並木新松子 岸野幸子▼新松子の俳句 新松子大樹の下に佇みて 岩本幸子▼新松子の俳句 石垣の高き城跡新松子 松葉律子▼新松子の俳句 吾にまだ青き未来や新松子 森 繁治▼新松子の俳句 悠久の時継ぐ寺の新松子 池田幸恵▼新松子の俳句 枝ぶりの整えられて新松子 辻本和子▼しんちじりの俳句 新松子昆陽に御僧を偲ぶ池 野田ゆたか▼新松子の俳句歳時記 haiku noda yutaka saijiki。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。