10-g-15
007.gif
[季節] 晩秋(10月)        植物季題

[季題] 木の実落つ(このみおつ)

[副題] 木の実降る(このみふる)
 
    木の実雨(このみあめ)
 
 
 樫・椎・櫟・楢などの実が熟して自然に地上に落ちるのをいう。
 
 そのころ風が吹くとぱらぱらと降るようにこぼれ落ちる。
 
 
     ※「木の実」は別題となる。
▼次へ
▼次へ
▲先頭へ
▲先頭へ
木の実落つの俳句 清月俳句歳時記10月の植物俳句のページです。[季節]晩秋(10月)植物季題[季題]木の実落つ(このみおつ)[副題]木の実降る(このみふる) 木の実雨(このみあめ)樫・椎・櫟・楢などの実が熟して自然に地上に落ちるのをいう。そのころ風が吹くと、ぱらぱらと降るようにこぼれる。「木の実」は別題となる。▼木の実落つの俳句 夜はよるの木の実落つ音ありにけり 西崎佐知▼木の実落つの俳句 木の実落つ音の弾める石畳 西川寿賀子▼木の実落つの俳句 木ノ実落つ音あちこちに行者径 若林柾矢▼木の実落つの俳句 老夫婦口数絶へし木の実音 南部静季▼木の実落つの俳句 石龕に落つる木の実の音固し 池田幸恵▼木の実しぐれの俳句 山四国木の実しぐれに逢いにけり 吉田静代▼木の実落つの俳句 木の実落つ会所の庭の昼暗し 飯岡良一▼木の実落つの俳句 里の径かさりと木の実落つる音 長嶺 勇▼木の実落つの俳句 泣き笑ふ五百羅漢に木の実落つ 西岡甲子▼木の実降るの俳句 木の実降る寺に由緒の大蘇鉄 布野 壽▼木の実降るの俳句 仁和寺の木の実降る夜の静寂かな 橋本幹夫▼木の実落つの俳句 木の実落つ弾んで転げて百度石 駒田暉風▼木の実落つの俳句 お台場も樹木豊かに木の実落つ 田中雍子▼木の実降るの俳句 階段を一段飛びに木の実降る 奥野品子▼木の実落つの俳句 木の実落つ五百羅漢の頭に肩に 岩本かず子▼木の実落つの俳句 木の実落つ杜にも熊の出るとかや 橋本照子▼木の実落つの俳句 心して渡る飛び石木の実落つ 山田行恵▼木の実落つの俳句 木の実落つ音隠沼のあるらしや 新庄一雄▼木の実落つの俳句 狛犬を木の実一つがまた打ちて 野田ゆたか 木の実落つの俳句歳時記 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。