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[季節] 晩秋(10月)       植物季題

[季題] 山梔子(くちなし)

[副題] なし。
 
 
 俳句で単に山梔子と詠めば実を指す。
 
 山梔子は常緑低木で実は約2〜3センチの楕円形をなし縦に5〜7筋の稜が走る。
 
 オレンジ色に熟し染料・生薬材・食品着色料となる。
 
 熟しても決して口を開けないためこの名がある。
 
 山梔子の花は別題・仲夏(6月)の季題となる。

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季節の花300より
山梔子の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。清月庵 大阪府枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)植物季題[季題] 山梔子(くちなし)[副題] なし。俳句で単に山梔子と詠めば実を指す。山梔子は常緑低木で実は約2〜3センチの楕円形をなし縦に5〜7筋の稜が走る。オレンジ色に熟し染料・生薬材・食品着色料となる。熟しても決して口を開けないためこの名がある。山梔子の花は別題・仲夏(6月)の季題となる。<例句>/山梔子の俳句 山梔子の重き香誘ふ雨意の風 村上唯志/くちなしの俳句 山梔子に誘はれ巡る義士の寺 西村舟津/くちなしの俳句 山梔子の香りを腐つ午後の雨 西ア佐知/山梔子の俳句 山梔子の色付くままの垣根かな 田中雍子/山梔子の俳句 塾しても山梔子の口まだ開かず 清水恵山/山梔子の俳句 山梔子の香り漂ふ裏通り 山縣伸義/山梔子の俳句 山梔子のしつぽり濡れし午後の雨 野田ゆたか