10-g-04
[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)植物季題
[季題] 稲(いね)
[副題] 稲穂(いなほ) 稲穂波(いなほなみ)
稲莚(いなむしろ) 稲の秋(いねのあき)
初穂(はつほ)
我が国の古くは豊葦原の瑞穂の国と呼ばれ「葦の生い茂る湿原のようにとこしえに稲穂が豊に稔る国」が理想とされてきた。
青々としていた稲穂も黄熟するにつれて垂れる。
稔り黄金色に波打つ一望の稲田を見るのは快い。
我が国の稲作は縄文時代の終わりに始まったといわれ長い時間の経過のなかで日本人の精神文化の形成にも大きな影響を与えてきた。
稲莚は稲田の遠く連なっている様をいう。
稲の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。清月庵 大阪府枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)植物季題[季題] 稲(いね)[副題] 稲莚(いなむしろ)初穂(はつほ)稲穂(いなほ)稲穂波(いなほなみ)稲の秋(いねのあき)初穂(はつほ)副題『稲穂』の例句ページへ リンク副題『稲穂波』の例句ページへ リンク副題『稲筵』の例句ページへ リンク副題『稲の秋』の例句ページへ リンク副題『初穂』の例句ページへ リンク我が国の古くは豊葦原の瑞穂の国と呼ばれ「葦の生い茂る湿原のようにとこしえに稲穂が豊に稔る国」が理想とされてきた。青々としていた稲穂も黄熟するにつれて垂れる。稔り黄金色に波打つ一望の稲田を見るのは快い。我が国の稲作は縄文時代の終わりに始まったといわれ長い時間の経過のなかで日本人の精神文化の形成にも大きな影響を与えてきた。稲莚は稲田の遠く連なっている様をいう。<例句>/稲の俳句 稲舟の海の没日を負ひ戻る 村上唯志/稲の俳句 稲の香のどつと溢るる村境 西村舟津/稲の俳句 昏れて尚黄金の稲田明るかり 水野良子/稲の俳句 大和路や遺跡稲田に囲まれて 吉田静代/稲の俳句 稲稔る能登は棚田の多き里 中山泰山/稲の俳句 故郷は稲の匂ひと水の音 木村宏一/稲の俳句 稲の色見て予定組む親子かな 岩間れい子