10-f-13
[季節] 晩秋(10月) 動物季題
[季題] ばった(ばつた/ばった)
[副題] 飛蝗(ばつた/ばった)
きちきちばつた(きちきちばった)
俳句で言う「ばった」は蝗を除くバッタ科に属する昆虫の総称。
翅は発達したものから退化したものまで様々で触角は短い。
後脚は長く発達していて跳躍に適している。
雌は土中に卵を産みそまのまま越冬して翌年春に成虫になる。
きちきちばったは飛ぶときの翅の音からきた呼び名。
時に大量に発生して稲など農作物に被害を与えることがある。
ばったの俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句会「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月) 動物季題[季題] ばった(ばつた/ばった)[副題] ?螽(ばつた/ばった・はたはた)飛蝗(ばつた/ばった)きちきちばった(きちきちばつた/きちきちばった)俳句で言う「ばった」は蝗を除くバッタ科に属する昆虫の総称。「はたはた」という異名もある。翅は発達したものから退化したものまで様々で触角は短い。後脚は長く発達していて跳躍に適している。雌は土中に卵を産み多くはそまのまま越冬して翌年春に成虫になる。きちきちばった・はたはたは飛ぶときの翅の音からきた呼び名である。時に大量に発生して稲などの植物を食し農作物に被害を与えることもある。 <10f-13 ばった>・ばったの俳句 キャンパスのばった跳ばせて農学部 門田窓城・ばったの俳句 事も無げに二歳が飛蝗つかみをり 池下よし子・ばったの俳句 飛蝗飛ぶ朝の空の晴れわたり 湯澤正枝・ばったの俳句 分校は生徒三人ばった飛ぶ 迫間喜美子・ばったの俳句 老いたりしばった獲るにも遅れとる 竹中三津子・ばったの俳句 残照に呑み込まれゆく飛蝗かな 橋本幹夫・ばったの俳句 掌の中のばつたの力満ちきたる 清水恵山