10-f-12
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[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)動物季題

[季題] 鶺鴒(せきれい)

[副題] 石たたき(いしたたき)
 
    庭たたき(にはたたき/にわたたき)
 
 
 黄鶺鴒・背黒鶺鴒・白鶺鴒・薄墨鶺鴒・爪長鶺鴒など種類が多いがいずれもすっきりとした美しい小鳥である。

 これらの鶺鴒を総称して単に鶺鴒と呼ぶ。

 水辺や谷川などで石から石へ軽快に飛び回て昆虫を補食する。

 これら鶺鴒は長い尾を持ち尾を上下に振って石や地面を叩くように見えるところから「石たたき」や「庭たたき」の名がある。

 この小鳥は年中見かけるが秋の水が似合うことから俳句では秋の季題とされている。
鶺鴒の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句会「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)動物季題[季題] 鶺鴒(せきれい)[副題] 石たたき(いしたたき) 庭たたき(にはたたき/にわたたき)黄鶺鴒・背黒鶺鴒・白鶺鴒・薄墨鶺鴒・爪長鶺鴒など種類が多いがいずれもすっきりとした美しい小鳥である。これらの鶺鴒を総称して単に鶺鴒と呼ぶ。水辺や谷川などで石から石へ軽快に飛び回て昆虫を補食する。これら鶺鴒は長い尾を持ち尾を上下に振って石や地面を叩くように見えるところから「石たたき」や「庭たたき」の名がある。この小鳥は年中見かけるが秋の水が似合うことから伝統的に秋の季題とされている。<10f-12 鶺鴒>・鶺鴒の俳句 鶺鴒のあそぶ楮の重し石 舘野翔鶴・鶺鴒の俳句 鶺鴒の止まるを知らぬ動きかな 和泉清一・鶺鴒の俳句 溝川を来しとも見えず石たたき 松井芳朗・石たたきの俳句 石たたき瀬音に調子合せをり 清水恵山・鶺鴒の俳句 鶺鴒のいつもの石に来て叩く 堀口まゆみ・庭たたきの俳句 庭たたき来てはダンスを繰返す 野田ゆたか/石叩きの俳句 たぎつ瀬を掠め翔ちけり石たたき 松山寿美